2021226

日本認知症本人ワーキンググループ理事  佐藤雅彦          

本人の為の認知症ケア1

1     認知症になっても不便であるが、不幸でない。本人の自由をできるだけ尊重する。

2     できないこともあるが、出来ることも沢山ある。

3     認知症と診断されて、すぐに何もできなくなるわけでない。

4     病気の進行には個人差がある。私はアルツハイマー型認知症と診断されて16年になるが、一人暮らしをしている。

5      認知症でも工夫すれば、普通の生活が送れる。例えば、アラームの指示でうごく。

  命に関わりのないことは、失敗しても本人の自由にさせる。本人に考えさせる。

  トライアンドエラーで学びながら、生活する。

6      楽しい趣味を見つければ 充実したせいかつがおくれる。私は、臨床美術で絵を描くことを学び充実した日々を送っている。自分には、無限の可能性が残されていると信じて生きる。

7      何もさせないと、病気を進行させる。疲れやすくなるので、ゆったりしたスケジュールですごす。能力維持のために、少し無理した生活をする。

8      時間がかかっても、出来ることは能力維持のために本人にさせる。

9      認知症になっても、どうにかなるので楽天的に考える。本人の自主性を尊重する。

10    失った機能を嘆いたり、数えるのではなく、残された機能に感謝して生きる。

2021226

日本認知症本人ワーキンググループ理事  佐藤雅彦

本人の為の認知症ケア2

1     脳トレは個人差があるので、やりたくなければ、嫌いならやらなくても良い。

2     好きなことをして過ごす。

  好きなことが見つからない時は、嫌いでないことを始める。やっている間に好きになるかもしれない。

3      認知症になったら、できなくなって当たり前、悠然とかまえて、できなくても大丈夫と思う。

   滅多のことでは死なない。できなくとも当たり前 できたら感謝の気持ちでゆく。

   細かいことは気にせずにおおらかに生きる。 

4       完璧でなくていい、いい加減で良い。気楽に暮らす。心地よく暮らす。

   完璧さを求めなく、いい加減な生活をする。ストレスのない、不安のない生活を送る。

   世の中なるようにしかならないので楽天的に考える。

5      できなくなることが多くなるが、それが当たり前だと受け入れて、前向きに生きる。

   失った機能を嘆いたり、数えたりしなく、残された機能に感謝して生きる。

6       本人は回りに、言ったことが伝わってないと、不安になるので何度も同じことを聞くのでつたわていることを伝える。十分伝わってますので安心してくださいと言う。

7       できないことを見つけるのではなく、できることを見つけて生活する。

   できないことには目をつむり、できることに着目していきる。

   できることを支えて、生活してもらう。できることリストを作成して自分に自信を持つ。

8       無気力、無関心、アパシーになるが、受け入れて、自分を責めないで、やる気が起こるまで   

   待つ。自分ではどうしようもないことを受け入れる。

9       昼夜が逆転する。辛くなければほっておく。

   朝散歩をして、きちっと、体内時計を整える。昼間、寝させないことはさせない。

10     できなくなることもおおいので、諦めることもときには必要です。

   できないことは、できないと割り切り、人の力を上手に借りて賢く生きる。