認知症になってわかったこと。

1    できないことも多いが、できることもたくさんある。

   焦らずのんびり暮らす。

2     工夫すれば、普通の生活が送れる。例えば アラームの指示で動く。

   新しいことが覚えられなくとも、周りが覚えてくれているから大丈夫。

3     人が親切であることがわっかた。頼めば、助けてくれることが多い。

4     豊かな人的資源があれば、認知症でも楽しく生きれる。

5     私は認知症でも一人暮らしをしている。認知症でもどうにかなる。

6     認知症本人に何もさせないことが、病気の進行を早める。

7     認知症になっても、趣味があればイキイキ生きれる。

  私は臨床美術で絵を描きイキイキ、生きている。

8     認知症でも、ipad、スマホが使える。私は、ipad,スマホが使える。

9     認知症でも、iPadを駆使して、Facebookを使い自分の意見を発信できる。

10   認知症でも不便であるが、不幸でない。

 

 

認知症本人の思い

1      私たちは、社会を構成する一員なので、あてにしてほしい。

  本人には本人のペースがあるので暖かく見守って欲しい。

2      命に関わりのない、失敗はさせて欲しい。プライドを傷つけないでほしい。

  色々な能力が残されているので、できるように励まして欲しい。

3      時間がかかっても、能力維持のために、できることはさせて欲しい。

  1回できなくとも、できないと決めつけないで、励まして欲しい。

4      私たちの意見を尊重して欲しい。活躍する場所を与えてほしい。

  できることにちゃくもくして生きていこうと思います。

5      私たちの能力を信じて、なんでもさせて欲しい。一時凌ぎに嘘はつかないでほしい。

  失った機能を嘆くのではなく、残された機能に感謝して生きていく。

6      やりたくない時もあるので、やらなかったといって、できないと決めつけないで欲しい。

   毎日生かされていることに感謝して生きていく。

7      失敗しても、何度でも挑戦させて欲しい。役割を与えてほしい。

   トライアンドエラーで学習して、豊かな生活をする。

   ないものねだりをしなくて、持っているもので満足する。

8      できることではなく、できなくとも、好きなことをさせて欲しい。

   保護という名目で私たちの自由を奪わないで。

9      どうせできないと、色眼鏡で見ないで欲しい。

   できないことだけ支援して、できることを奪わないで 。

   私たちにいない場所で私たちのことを決めないで。

   認知症であるため、能力があるのに、相手にされないのは辛い。

10     ダメ出しをするのではなく、できる方法を助言してほしい。

   人間の価値は、あれができる、これができる、有用性で決まるのではない。