認知症とともに歩む人へ伝へたいこと

 

 

はじめに

 

日本ワーキンググループは、認知症とともに歩む人のグループである。私たちの後から認知症になったの人に、希望と尊厳をもって生活できるように、助言するグループであり、認知症の人が、よりよく生活できるように、政府に政策提言ができるグループでもあります。

 

日本認知症ワーキンググループは、認知症になっても希望と尊厳を生きるにはどうすればよいかを、認知症当事者の立場からみんなで話合うグループでもあります。

 

あなたも当事者の輪に加わり、元気に暮らしませんか

 

みんなで、認知症になっても、安心安全な社会を作っていきましょう。

 

希望のメッセージ 

 

1   認知症になると、すぐに、何もかもできなくなるわけではない。

認知症になっても、希望を持って生きることができる

 

認知症になっても、適切な支援があれば、人生を楽しむことができる。

 

4 できなくなることも増えるが、残された機能もたくさんある。

 

5    失った機能を嘆くのではなく、残された機能に感謝して生きる

6   この試練は、永遠に続くわけでない。

 

7 認知症になっても、不便であるが不幸でない。

 

8 だれもなりたくて、認知症になったわけでないので、不条理だがうけいれる。

 

仕事も、職場の理解を得て、できるだけ続ける。

 

10   好きなことをして生活に張りを持って、生活する。

 

11  不便なことをだしあい、みんなで解決策を話合い、自分の生活をよりよくしませんか。   

 

12  認知症になっても、しっかり、準備をすれば、外出も楽ことができる。

 

13 役割をさがし、自分の役割がみつからないときは、人に探してもらい充実した人生をおくる。

 

14 認知症になっても、愛することもでき、元気に暮らすことができる。

 

不安な気持ちの    A

 

Q   これから、忘れる事が 多くなり、家族に迷惑をかける事が心配だ。

 

A.   すぐに物忘れがすすむのではなく、IC レコーダーに記録するなり、物忘れを防ぐ方法がある。

 

Q.    認知症と診断され、これからの生活が心配だ。

 

A.     認知症と診断されてすぐにもできなくなるわけでない。できなくなる事も多くなるが、できる事もたくさんある。

 

Q.    時々、無気力になり、虚無感に襲われ、生きるのがくなる。

 

A     自分のためだけに生きるのではなく、人のために生きることを考える。

 

     役割を探して、生きる

 

Q.      仕事でミスが重なり、仕事がいやになった。

 

A.       仕事だけが人生でない、気分転換をはかるために、休暇をとる。

 

Q.       仕事にやり甲斐を失い、別の人生の目的を探している。

 

A.       価値観の見直しをする。人の価値は、あれができる、これが出来る、有用性で決まるのではない。新たな価値観を創造して、生きる。

 

Q.  疲れるからなにもしたくない。

 

A.    なにもしないと、能力が落ちてしますので、少しだけ頑張る

 

日常生活の工夫

 

・薬の管理

 

認知症の治療の薬を飲まなければいけないが、飲み忘れる。

 

対策  携帯電話のスケジュール機能で、アラームを設定して、飲み忘れを防ぐ。

 

・外出先で人に助けてもらうために、ヘルプカードを活用する。

 

・出掛ける時の準備

 

一人で外出するのが不安だ。

 

対策前の日から着て行く服を決めて、準備しておく。持って行くものもショルダーバックに入れて用意する。

 

電車を使用する時はあらかじめ、乗る時間降りる時間をリ乗り換え案内アプリで調べてりか、携帯電話のメモ機能に入力しておく

 

・スケジュール管理

 

朝起きて、今日は何日で、何をするのか分からない

 

対策  朝起きたら、携帯電話の日付機能で日付と曜日を確認する。

 

         携帯電話のスケジュール機能でその日の予定を確認する。

 

         出かける15分前にアラームを設定する。

 

      予定が決まったら、携帯電話のスケジュール機能で、予定を入力するかメモ帳に記録をとる。

 

    あなたも自分の困りごとを、みんなで話会い解決策を考えませんか。

 

伝えたい事

 

約束を忘れたり、物をどこに置いたか忘れてしまうが、人間としての価値が落ちたわけでない。

 

・できなくなることが、おおくなるが、すべてが、できなくなるわけでない。

 

・同じ境遇の人と、話し合い、自分だけでないと、自覚して 勇気をもらう。

 

・体調が悪い時は、できなくなることもあるが、調子が良い時はできるので

 

    何事も諦めない。

 

・他人と比較することなく、自分は尊い存在だと思う。

 

・認知症になっても、将来を悲観すること人なく、人生を楽しむことを考える

 

・試練には、必ず脱出の道が用意されている。

 

. 人生がむなしくなったら、人のために生きることを考える。

 

・新しことでも、できると信じて行なう。

 

・自分は無限の可能性が残されていると信じ生きる。

 

・やりたい事は、できると信じて行なう。

 

・自分の能力を低く見積もらない。

 

・残れた能力に感謝して生きる。

 

・できない事に目を向けるのではなく、できる事に目を向けて生きる。

 

・何事にも、前向きに生きる

 

・人には、言えない悩みがあるがじっと我慢して生きる。

 

・不便さは解決できると信じて、解決策を考える。

 

・何事にも、感謝して生きる。

 

・ユーモアを忘れない。

 

・何事にも挑戦する勇気を持つ。

 

・何事にも初めから出来ないと諦めない

 

・好きな事を始めて、充実した人生送る

 

・家の中にとじこもらない。

 

・適度な運動に心がける。

 

 ・認知症でも元気に生活できると信じる。

 

・積極的に外に出て行く。

 

 ・将来の心配をしない。

 

・未来は明るいと信じる。

 

・認知症になったら、人生は終わりだと思はない。

 

・できる事リストを書き出し、自分に自信を持つ。

 

・できない事は何か、自分で見つめ、できないことだけ、支援してもらう。

 

・楽しかったことを書き出す。

 

・自分史を書く。

 

・新聞を取りに行くとか、役割りを持つ。

 

・午前と午後、やったことを記録する。

 

Ipad等のタブレット端末の操作を覚えて、写真を撮ったり、メモしたり、記憶の外づけ補助装置を持つ。

 

・人の話をよく聞き、こちらの気持ちをよく伝える。

 

・時間に余裕をもってでかける。

 

・失敗もよくするが、失敗を書き出し、改善策を考える。

 

・音楽、スポーツを楽しむ

 

私たちの後から認知症になったひとに、つたえたいことを書き出して、みませんか。

 

最後にこの冊子をよりよくするためにあなたのご意見をおよせください。

 

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